「
報告書」の
内容、令和4年5月31日の金子前副
市長「
参考人招致」に関わる「
会議録」、及び令和4年6月9日に行われた前副
市長辞職等に関する
調査特別委員会で審査された
内容等を慎重に考慮した結果、前副
市長の
辞職等に関する
調査特別委員会において、次の2点を早急に検討されるようにお願いします。
1.(仮)大和市
ハラスメント禁止条例の
条例案の策定。
2.「
報告書」の
内容及び
市長の
市議会への
対応等を踏まえて、議会としての見解を示す
「
決議文」案の策定。
以上、2点を令和4年9月
定例会、遅くとも12月
定例会への上程を目標にして、他の事項に優先して検討していただきますように重ねてお願いいたします。
以上。
○(
井上委員長)
議長からは、(仮称)大和市
ハラスメント禁止条例の
条例案の策定と、
報告書の
内容及び
市長の
市議会への
対応等を踏まえて、議会としての見解を示す
決議文案の策定を他の事項に優先して検討することが方針として示されています。
この2つの事項について、本
委員会として早急に検討していくことについて、よろしいでしょうか。
全 員 了 承
○(
井上委員長) それでは、
定例会上程の目標について、(仮称)大和市
ハラスメント禁止条例案については、少し時間はかかりますが、
パブリックコメントを実施し、案を公表して広く市民の意見を募集し、それらの意見及び
回答、意見に対する
考え方を公表した上で、
議員提出議案として
定例会に上程をしたいと考えております。よって
上程目標は12月
定例会とし、市側に
申入れを行い、
素案作成後、運用の調整をした上で、早ければ8月下旬には
議長に
条例素案と
逐条解説案を提出し、9月から議会として
パブリックコメントを実施してもらいたいと考えています。
また、
決議文案については、
条例素案と
逐条解説案を
議長に提出後、早急に
内容を調整し、
条例の
最終案と併せて11月下旬には
議長に提出し、
条例案と併せて12月
定例会で審議してもらいたいと考えております。
以上の
スケジュールで
議長からの方針について取り組んでいきたいと思いますが、
皆さんから御意見はありますでしょうか。
それでは、先ほど述べた
スケジュールで、12月
定例会での上程を目標として早急に取り組んでいくことでよろしいでしょうか。
全 員 了 承
○(
井上委員長) それでは、そのように決定をいたします。
まずは、
条例素案と
逐条解説案を、早ければ8月下旬には
議長に提出をしたいと思います。次の本
委員会開催までの間に、
素案作成について
委員の
皆さんに御協力をお願いすることとなりますので、円滑な
素案作成に向け御協力をお願いいたします。
△日程3 その他
(1)百条
調査権の付与及び具体的な
調査手法について(資料1)
○(
井上委員長) それでは、日程3、その他(1)百条
調査権の付与及び具体的な
調査手法について。本件は、前回6月9日の本
委員会において、
大和正風会から資料1の
内容について提案があり、各会派に持ち帰って検討していただき、再度協議することになっております。あらかじめ会派としての考えをまとめてきていただいていると思いますので、順番にお聞きしたいと思います。
それでは、
自由民主党さん。
◆(
福本委員) まず、端的に言いますと、
自由民主党としては、100条の付与については否定的なスタンスを取っております。理由といたしましては、5月31日に実施した金子前副
市長の
参考人招致においても、新たな事実は確認ができませんでした。また、
実名証言者についても、今後なかなか現れる
可能性は低いという金子さんからの証言も出ており、これ以上の事実確認はできないと。もって4月30日付の
経過報告書以上の
報告書の作成には、今後100条にしたとしても至らないのではないかというふうに考えております。
また、
公共工事の
やり直しについても、事実はあるんだろうなと推認はできてはいるんですけれども、個別の案件に関しては証言は得られなかった。ただ、
千木良弁護士のアドバイスも取り入れながら話を聞くと、恐らく違法な
公共工事の
やり直しはなかったんじゃないかということで、これに関しても百条を実施したとしても、担当の職員さんを呼ぶことになるし、またその職員さんの
負担等も考えると、
違法行為が恐らくなかったんじゃないかということも考えると、それも百条をするほどでもないのかなというふうに考えております。むしろ
条例だったりとか、決議のほうにしっかり専念をして進めていくことが大事なのかなということで判断をしております。
◆(
吉澤委員)
公明党も、今言った具体的なお話が、前回、金子前副
市長を呼んだときにお話がなかった部分がありましたし、具体的なものがない以上、百条をするというよりも、今、
議長から
先ほど提案があったように、
パワーハラスメント禁止条例の
条例案の策定と
決議文案の策定を急いでしてほしいというのがありましたので、まずこれを取り組むべきだと思います。よろしくお願いします。
◆(
赤嶺委員) 皆様、本会派からの
提案内容について御協議いただきまして、ありがとうございます。私どもの
考え方や提案については資料1に記載がありますので、ここでは割愛させていただきます。
◆(
山崎委員)
正風会さんの案を読ませていただいて、今年これを
調査等を進めていくということを考えると、なかなか難しいのかなというところも感じます。また、
公共工事については非常に重大な問題だと思っておりますので、やはり議会としてはそこを追求していくべきかなと考えます。この間の6月の
正風会さんの
一般質問で、
公共工事、出来上がった後に変更の指示があったというのが答弁であったので、やはりそういうことはしているんだなというのを思ったわけですけれども、それが常態化しているのかどうかというところなどは調べていく必要があるのかなと思います。ただ、そこでここを進めていく上で、必ずしも100条が必要なのかなというところは疑問に思っております。
自民党さんの言われるように、
条例策定などに専念していくのが現実的な路線かなと考えます。
◆(
野内委員) 私どもの会派といたしましても、5月31日に金子前副
市長の
参考人招致の際に、また新たな証人が出てきてくださるとか、新しい証言がそこで導き出せるというようなことができないと思われる状況であるという以上、この百条
委員会にするということに意義があるというふうにはあまり思えない状況であるということで、
皆さんおっしゃっていることに、
自民党さんとか
公明党さんが言われていたような御意見と近いんですけれども、やはり
ハラスメント防止の
条例案と、そういった対策のほうを急ぐことを私どもの会派としては思っております。
◆(
堀口委員) 共産党としては、今
皆さんから様々な御意見があったかと思うんですけれども、私どもの会派はやはり調査できることはすべきだという立場にあります。というのも、
条例をつくって決議を上げていく、ここに専念するのはもちろんですけれども、果たしてその
条例ができたところで、これがしっかり守られるのかというところにも不安がありますし、また、
相談体制のことも、5月31日に金子さんに質疑をさせていただきましたけれども、本当に今のこの
市役所の中で
第三者機能が本当に生かせるのか、
相談体制の何に問題があって、どこに問題があるからこういったことが表面に出てこなかった、解決してこなかったということが解決されなければ、いくらいい
条例をつくったところで、本当の解決ができるのかというところに大変疑問も持っています。
正風会さんが4つほど挙げていただいているんですけれども、そこの中でも、なぜ
相談体制が機能してこなかったかということですとか、
公共工事のことに関しても、まだまだ調査をする必要があるのではないかと思います。
条例は
条例でつくっていくのはもちろん必要ですけれども、やはり私たちは事実がどこにあるのか、何があったのかということもしっかり調べていく必要があると思います。
これだけ時間をかけてきたということもありますけれども、やはり私たちも調査に関わった議員として、
委員として、市民にしっかりと説明ができないといけないというふうに思いますので、共産党としては、調査はすべきだということで、そういう意見でございます。
○(
井上委員長) ほかに何か言っておきたいこととかはございますか。
◆(金原
委員) この
アンケートのスタートラインが無記名ということで、調査をしてきて、中間
報告の中で、できる最高のああいう中間
報告ができたということは、この
委員会の意義が大きかったと思います。その理由というのは、自分自身、市民相談で、ある部署の課長に言ったときに、自分から話したのではなく、向こうから、最近
市長が何か行動が変わったねなんていう話が出てきたんですね。ということは、この
委員会の設置はある程度行動変容を起こさせるような存在意義が大きくあったのかなというふうにその話を聞いて感じました。そういう意味で、行動変容を起こさせるようなことができたということはすごく大きな意義があったので、やっぱり次の段階の部分で、さっきうちの吉澤も言ったように、
議長からの諮問もあったんですけれども、まずは職員のために動くという部分で、やはり早く形として抑止ができるようなものをつくっていくという部分が大事なのかなと自分自身は感じますし、この次のステップは
条例と決議案の作成かなというふうに、諮問のほうを優先して進めたほうがいいのではないかとも、自分の実体験から、行動変容を感じている職員もいるという部分もあるので、そっちのほうに行動を起こしたほうがいいのかなとは思います。
以上です。
◆(
福本委員) 先ほど
公共工事の
やり直しについても、新しい事実も出てこないだろうというふうに申し上げたんですけれども、先ほど
山崎委員もおっしゃったとおり、これはこれですごく大きな問題だとはもちろん捉えているんです。ですから、
公共工事の
やり直し、新しいことが出てこないからもうそれでいいというわけではなくて、このことはしっかり決議のほうに僕たちの意思として表明したほうがいいのかなという思いなのと、あわせて、今、金子前副
市長が反訴をしていて、それに対して
大木市長が反論をされているかと思います。その反論の
内容も、僕は現物を見たわけではないんですけれども、
アンケートの原本が破棄されたこと。それを証拠資料として出されても説得力がということをおっしゃられたということを聞いておりまして、そういったこともしっかり、もちろん事実確認は必要ですけれども、決議のほうに表明するような、ですから、なかなか新しい事実は出てこなくても、
条例と決議のほうでこの
委員会の思いというのは出していったほうがいいのかなと思いました。
◆(
堀口委員) 先ほど金原
委員からもあったように、職員の中で
市長の対応が変わったという話は私も聞いてはいるんですけれども、それはつまり、それだけパワハラの自覚があるんではないかと私は思います。ただ、
市長は公の場で、パワハラはしていない、捏造だというふうに言っているわけですよね。一切認めていないというところでは、パワハラの問題というのは、ここの大和だけでなく今いろんな市で起きていて、やっぱりそこは他市の
皆さんは認めて謝罪しているわけです。そこをどれだけ重く受け止めているのかだと思うんですけれども、残念ながら、そういったところに本当に思いがあるのかというのは、私たちと今の
市長との関係の中ではなかなか明らかにならないところではあると思います。
なので、幾ら行動が変わっているからといっても、やはり認めて加害した人、今これだけ人権問題が公になっている中ではすごく重要なことだと思います。そこもきちんと私たちは実態をつかんで
市長に言っていくということも必要なことではないかということは、申し上げておきたいと思います。
◆(
赤嶺委員)
皆さん、ありがとうございました。お忙しいところ、御協議いただきまして感謝いたします。私どもの
考え方については、先ほど申し上げましたように資料1に記載があるとおりでございます。それを踏まえた上で、皆様からの会派でまとめてきた御
報告をいただけたというふうに考えています。私どもといたしましても、しっかりとした調査結果に基づいた形で対策を講じる必要があるという主張をこれまで度々させていただきましたが、やはり時間的な余裕というものはだんだん減ってきてしまっているのは事実であります。
議長諮問にありましたとおり、決議や
条例の作成を行いながら調査も並行して実施するというのは、現実的には厳しい部分もあるだろうというのは理解をしているところであります。しかしながら、このままでよいのかというところはやはりあろうかと思います。
先ほど
堀口委員からお話もありましたとおり、我々は
アンケートと
参考人聴取、この2点において調査を行ったわけですけれども、それを掘り下げて事実確認をするところまでは至っていないわけであります。つまり、現段階で入手できた材料をもって
経過報告書を作成をしたわけであります。そういった意味では、現時点で最良の
経過報告書を提出することができたと思っておりますけれども、今後、確実な対策を講じる上では、私はやはり必要な調査は行われるべきだというふうに考えております。
しかしながら、先ほど申し上げましたとおり時間的な余裕は限られている中で、
議長諮問がありましたので、
条例の作成、決議の作成を優先して行っていくということには反対はいたしません。皆様と協力して、再発防止のための
条例を作成し、議会提案として成立を目指していく、ここに全力を尽くしていきたいと思います。
この今回の
ハラスメントに関する問題や工事の
やり直し等に関する問題というのは、いずれ私は事実を明らかにする必要があろうかと思います。それは議会として行うか、また議員個別に行うか、様々な方法はあろうかと思いますけれども、このまま対策を講じて、
条例ができて決議をして、はい、これで終わりというわけではないだろうというふうに考えております。現時点では全会一致を見込めないと考えておりますので、皆様のお考えを御理解させていただき、これからは
皆さんと共に
条例作成、決議案の作成に取り組んでまいりたいと思います。皆様ありがとうございました。
○(
井上委員長) それでは、よろしいでしょうか。まずは、
議長の諮問にあるように、
条例案の作成、それから決議案の作成のほうに優先的に集中していくということでよろしいですか。
全 員 了 承
○(
井上委員長) それでは、現状の形態で審査を続けていくことといたします。
(2)
委員会における発言の
取消しについて
○(
井上委員長) (2)
委員会における発言の
取消しについて。本件について、
事務局から説明を求めます。
◎
議事係長 6月23日に開催されました
議会運営委員会におきまして、石田
委員から、前回6月9日の本
委員会における発言の
取消しについて申出があり、本
委員会で石田
委員が発言の
取消しの申出を行い、発言の
取消しについて諮ることが確認されました。
このため本日の本
委員会で議題とし、石田
委員が発言
取消しの申出を行う予定でございましたが、石田
委員が本日欠席のため、本件については次回の本
委員会で諮られることとなります。
以上でございます。
○(
井上委員長) 本件について何かありますか。よろしいですか。
それでは、
事務局から説明させたとおり、本件については次回の本
委員会に諮ることといたしますので御承知おき願います。
(3)その他
○(
井上委員長) それでは、(3)その他。その他として、
委員から何かありますか。
なければ、次回の日程について
事務局から説明をします。
◎
議事係長 委員長が
議長と調整をした結果、次回の日程は8月19日金曜日の午後2時からとさせていただきたいとのことでございますので、出席をお願いするものでございます。
なお、(仮称)
パワーハラスメント禁止条例の進捗状況によっては、状況に応じ本
委員会の開催日程を変更させていただく場合がございます。その場合は、おおむね1週間程度前までには各
委員へお知らせするとともに、報道機関にはプレスリリース、市民の方には
市議会ホームページで周知をさせていただきたいので御承知おき願います。
以上でございます。
○(
井上委員長) それでは、以上で閉会いたします。
午後2時41分 閉会...